こんにちは!今回は「日本語教師」についてお話します。
「日本語教師」は、
日本語学校で日本語を母語としない人々に日本語を教える教師のことです。
現在日本には30,959人の日本語教師がいます。
機関別では、大学等機関が5,227人、一般の施設・団体が25,732人で、
形態別では、常勤講師が4,165人、非常勤講師が10,729人、
ボランティア等が16,065人となっています。
私自身も経験があるのですが、ボランティアとして活動している人が結構多いんですね!(^^)!
また、上記データは国内のみですが、実際には海外で活躍されている方も多いと聞きます。
「海外で活躍している日本語教師」ってなんだかカッコイイですね☆
では、どうしたら日本語教師になれるのか??
実は、正式かつ絶対的に必要とされる資格は「ない」んです。
…そう、「ない」のです(^u^)
私ごとですが、高校生の時に「塾を作りたい」と担任に相談したら、
「それなら、特に資格は必要ないよ」と言われた時、衝撃を受けた覚えがあります。
そうした衝撃を受ける方もいるかもしれませんね。
ですが、考えてみれば、生徒と教師の間に「信頼」は不可欠ですよネ!
そうしたこともあり、日本語教育施設の審査・認定を行う(財)日本語教育振興協会は、
日本語教師になるために、この資格を取得しなければいけないというものではない、
と前置きした上で、以下の基準を示しています。(以下、ウィキペディアより抜粋)
1.大学において日本語教育に関する主専攻または副専攻を修了し、卒業した者
2.大学において日本語教育に関する科目を26単位以上取得し、卒業した者
3.日本語教育能力検定試験に合格した者
4.次のいずれかに該当する者で日本語教育に関し、専門的な知識、能力等を有する者
1.学士の学位を有する者
2.短期大学または高等専門学校を卒業した後、2年以上、学校、専修学校、各種学校等(以下「学校等」という)において日本語に関する教育または研究に関する業務に従事した者
3.専修学校の専門課程を修了した後、学校等において日本語に関する教育または研究に従事した者であって、当該専門課程の修業年限と当該教育に従事した期間とを通算して4年以上となる者
4.高等学校において教諭の経験のある者
5.その他これらの者と同等以上の能力があると認められる者
※また文化庁は、「教員養成のための教育内容についての報告」
で標準的なシラバスの内容を修得するには420時間以上の履修が必要としている。
これは俗に「新シラバス420時間」といわれ、日本語教育必修科目の最低修得時間とされていて、
多くの学校がこれを日本語教師の採用条件としている。
「勉強しなければいけないのは、分かった!じゃあ、どこで??」と思った方。
現在、日本語教師養成施設は521機関あります。
施設別だと、大学院が33、大学が190、短期大学が13、
高等専門学校が0、一般の施設・団体が285となっています。
実際に私と数人の友達は、]
大学で主専攻(英文学)+中学・高校教員課程(英語)にプラスして、
副専攻で日本語教員課程を履修していました。
夜間もある大学だったので1日中学校にいるという感じでしたが(1.2年のうちだけ)、
すべて修了するのに4年間で十分でした。日本語教員課程は3・4年生の時にやっていました。
夜間のない大学でも、一般の養成施設・団体と組み合わせて、
大学生活の中で勉強を終えることが可能だと思います。
音声学や日本語学、比較文化論などの学科に加え、
実際に日曜に日本語教室や小学校、企業の研修センターにボランティアで実習に行ったりします。
海外の方々とふれあい、日本語や日本文化を伝える中で多くの出会いや発見があり、とても有意義な時間が過ごせます。
興味のある方は、ぜひぜひ大学の関係者などに相談してみてくださいね☆