こんにちは!
さてさて、ダブルスクールという言葉、聞いたことありますか?
簡単に言うと、
「大学と専門学校などを同時に通学する」
ことです。
今日はそんな話を、私自身の経験談を交えながらしていこと思います。
【そもそもなんでダブルスクールという選択か?】
「大学に行ってるからそれだけでいいじゃん」と思われるかもしれません。
たしかにおっしゃるとおり、大学を普通に卒業すれば学士の学歴を得ることができます。
ただ、ここで問題。
ただ大学を4年で卒業しただけで、実用的な知識・技術は身につきますか?
もちろん、学部によっては例えば教員免許や医師免許などの資格が取得できる学部もあると思います。
一方、私が卒業した経済学部など、特に文系の学部に多い傾向ですが、
実用的な知識・技術を身に付けることが難しい学部があることも事実です。
特に今の世の中、最初から仕事ができる人はなかなか存在しないかもしれませんが、
それでも企業はそういう人材を求めます。
そこで、大学だけでは取得できない資格の取得、代表的なものでは、
■公認会計士
■税理士
■社会保険労務士
もしくは、
■公務員(地方・国家)試験の対策
をすることを目的として、大学に通いながら専門学校に通う、
という選択が生まれてくるわけです。
【同級生の女の子のエピソード】
ここで、大学時代の同級生のエピソードを紹介します。
彼女は結果から言うと、大学2年の終わり頃に公認会計士試験に合格し、
大学卒業後は某大手監査法人に就職しました。
ちなみに、公認会計士試験は、
三大国家資格(医師、弁護士、公認会計士)としてしばしば取り上げられる資格の一つです。
要するに取得が困難な資格ということですね。
そんな資格をどうやって習得したのか?
そうです、ダブルスクールをしたわけです。
大学1・2年のころはほとんど大学の授業に出席せず、
専門学校で勉強していたそうです。
そして大学2年で試験合格。
その後、大学3・4年で大学卒業に必要な単位を取得し、
大学も4年で卒業、という道を辿りました。
これは正直、できる大学とそうでない大学があります。
理由は進級の問題があるからです。
例えば2年生から3年生に上がるためには最低で40単位は必要ですよ、
というような規定があると、いわゆる留年という形になってしまいます。
ただ、世の中には彼女のような方法ができる大学もあるし、
そういう道も選べるということは情報として知っておくべきだと思います。
【私自身の経験談】
私自身もそんな彼女の姿の影響もありますが、ダブルスクールをしました。
理由は簡単。
就職が不安だったからです。
ただ単に大学卒業しただけでは学歴は書けるものの知識・技術がない。
そこで、何か食いっぱぐれのない資格を取ろうと思い、
私は税理士試験を受験することを決めました。
決めたのは大学3年生の夏休みでした。
ここで、ダブルスクールの特長を紹介しようと思います。
①専門学校は自分でスケジューリングする
いつ、どの講座をどうやってとるか?
これは自分自身で計画しなければなりません。
もちろん、学校の先生も相談に乗ってくれますが、最終的に決めるのは自分です。
また、行くか行かないかを決めるのも自分。
一度サボると、
サボり癖がなかなか抜けなくなってしまいます(笑)
そうすると、せっかく学費を払ったのに、講義に出たのは片手で数えるほど。
もちろん資格も取れない、なんてことになりかねません。
「自分自身をコントロールできる人」が絶対条件だと思います。
②大学との両立は難しい
大学に通いながら専門学校に通う。
これは、はっきり言ってかなり「しんどい」です。
理由は時間です。
大学でとるべき単位もある一方で、専門学校で受けたい講座もある。
その両方を取ろうとすると、必然的に何かを犠牲にしなければなりません。
睡眠時間やアルバイトかもしれないし、
遊びかもしれなし、彼氏・彼女との楽しい日々かもしれません。
そういう何かの時間を犠牲にする必要があります。
ちなみに、私が犠牲にしたのは大学の授業です。
いや、正確に言うと、私がいた学部の授業はほとんと出席をとらない講義だったので、
週に1回程度ゼミに参加し、他の講義はテストだけ受けて単位をとる、ということができました。
③専門学校では同じ目的を持った様々な世代の人と出会える
同じ資格試験を目指している人が集まるわけですので、目的は皆同じです。
ここで出会った友人たちとは、
もしかしたら将来同じ職場で働くかもしれないし、ライバルになるかもしれません。
また、試験勉強で行き詰まった時の相談相手になったりもします。
大学だけでは出会うことがなかった仲間と出会えることも特長のひとつと言えます。
以上のような特長が言えます。
選択肢の一つとして、「大卒」の学歴を取るために大学に行き、
「仕事」のために専門学校へ行く、なんてこともあるなぁ、と覚えておいて頂けるといいかな、と思います^^