http://www.uia.no/

ノルウェーは、世界でも珍しく高等教育の学費を基本的に無料にしている国です。このため、毎年、世界各国からの留学の申し込みを受けています。もちろん、学費が無償であるというだけで留学生にとって非常に恵まれた教育環境ですが、実は、留学生も規定の条件を満たせば、ノルウェー国民の権利である「奨学金制度」を利用できるようになります。ノルウェーには、lånekasseと呼ばれる「奨学金制度」があります。この制度を利用して、高等教育で学ぶノルウェーの学生は生活費を賄っています。
alt=”-stipend-londonstudier-1361286050-33-1401393252″ width=”300″ height=”200″ class=”alignnone size-medium wp-image-99″ />
http://www.londontips.net/norlon/artikler/studere/studielaan-stipend-i-london

金額は2014年現在、年間およそ98000ノルウェークローネ（約155万円）が支払われます。この制度の良い点は、学期ごとに行っての単位数を取れば、支払われる金額の40％が返済不要になるという点です。期間は基本的には8年間で、博士課程に進学する場合は、トータルで最大10年間利用することが出来ます。また、ノルウェーの大学に在籍している学生が、海外へ交換留学するときにもこの制度から渡航費、授業料、生活費が支払われます。

http://gakuhimondai.blog.fc2.com/blog-entry-64.html

この制度は、「福祉国家」と呼ばれるノルウェーを表す一例かも知れません。そして、最も注目すべき点は、この制度が留学生にも適用されるということです。正確には、ノルウェーに3年以上滞在し、ノルウェー国内の高等教育機関で180単位以上取得している留学生は、この制度を利用することが出来るようになります。このようなことも、もしかしたら、ノルウェーの留学人気を後押ししているのかもしれませんね。

https://twitter.com/Utdanningforall/media

サムネイル出展 http://www.waseda.jp/nyusi/uni-cms/wp-content/uploads/2013/06/scholarships.jpg