こんにちは!今回は宇宙飛行士についてお話します。
映画や小説を見て、「宇宙に行ってみたい!」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。
日本で宇宙飛行士を養成しているところはJAXA(宇宙航空研究開発機構)です。
そのため、JAXAの募集に応募するのが一番現実的な方法と言えます。
いくつか主な募集条件を挙げてみます。
・日本国籍を有すること。
・大学(自然科学系※)卒業以上であること。
※)理学部、工学部、医学部、歯学部、薬学部、農学部等
・自然科学系分野における研究、設計、開発、製造、運用等に3年以上の実務経験を有すること。
(なお、修士号取得者は1年、博士号取得者は3年の実務経験とみなします。)
・宇宙飛行士としての訓練活動、幅広い分野の宇宙飛行活動等に円滑かつ柔軟に対応できる能力(科学知識、技術等)を有すること。
・訓練時に必要な泳力(水着及び着衣で 75m: 25m x 3回 を泳げること。また、10分間立ち泳ぎが可能であること。)を有すること。
・国際的な宇宙飛行士チームの一員として訓練を行い、円滑な意思の疎通が図れる英語能力を有すること。
・宇宙飛行士としての訓練活動、長期宇宙滞在等に適応することのできる医学的、心理学的特性を有すること。
無重力化の状況を疑似体験するために水中での訓練があり、泳げる必要があります。
また、NASAでの訓練やISS(国際宇宙ステーション)での勤務があることから英語が“ペラペラ”であることのみならず、ロシアの宇宙船にも乗る為ロシア語をしゃべれる必要もあります。
ISSでの勤務にはシステムの運用と各種実験の実施があるので、確かな専門性と他分野への適応性が求められます。
ISSには最長6ヶ月間の長期滞在となるため、宇宙に長期間滞在できる医学的、精神的適合性や異なる文化や価値観を持つ人たちと接していける優れたコミュニケーション能力が求められます。
こんなにレベルの高いことを要求されることに加えて、募集自体が少ないのも残念な点です。
2013年5月現在、JAXA所属の宇宙飛行士は8人しかいません。
それだけに目標をしっかり定めて夢を持ち続けることが大事です。
もしかしたら宇宙に行ったあなたが地球代表として宇宙人と会う日が来るかもしれませんよ。