こんにちは!
今回は通訳についてお話します。
通訳になるためにはまず、高い語学力が必要になります。(当然ですね)
ではそれ以外に必要なものは何でしょう?
それは“専門知識”と“国際教養”です。
例えばビジネスの場では専門の言葉が飛び交います。
金融だったり法律だったり、自分がその分野の専門家になる必要は無いですが、単語くらいは分からないと通訳できませんよね。
また、相手の国の習慣や宗教についての知識が無いと、とんでもない失礼をしてしまうこともあります。
イスラム教徒に豚肉を食べさせたりなんかしてしまうと、二度と一緒に仕事できませんよね。
外国人旅行者を案内するツアーガイドの仕事でもそれは一緒です。
仕事としてそれを行う場合には国家試験である通訳案内士の資格をとる必要があるのですが、
その試験問題には外国語以外に日本地理、日本歴史、更に産業、経済、政治及び文化が出ます。
ツアーガイド以外の通訳には特に資格は必要ないですが、
それを職業とするなら英検やTOEICなどでよい結果を得ておくべきですし、
ビジネス通訳検定なども実力を示す指標となります。
通訳とはある意味で“民間の外交官”です。
日本の良さを広め、無茶な要求は上手くかわす。
難しさはあってもやりがいのある仕事ですね。