大学で学べることを事前にちゃんと自分なりに調査してみてくださいね。特に総合大学に行こうと考えている高校生の皆さんは、
「この大学、この学部では何が学べるんだろう?」
とまず、疑問に思うと思います。
例えば、ひとくちに「文学部」と言っても、
中には「言語」「古典文学」「現代文学」「東洋史」「西洋史」
「日本史」「哲学」「倫理学」「美学」「美術史」「社会学」
「社会心理学」「心理学」などなど、様々な専攻課程があります。
つまり、今の大学というのは、
バリエーションに富んだ学科、コースが集まって一つの学部を作っているのです。
もちろん、その内実は大学によって様々ですが、
最近では「国際」や「コミュニケーション」や「人間」など、一見したところでは
「何を学べるのか」が名前から判断できない学部を新設する大学も増えています。
そのため、実際に授業でどのようなことが学べるのかを知ってから、
その大学や学部の魅力を探っていく必要があります。
そこで強力な味方となるのが「シラバス」です。
シラバスとは、授業の内容や学習計画を大学側が簡潔にまとめたもので、
実際に大学生がどの授業を履修するかを決める時に用いられます。
実は最近ではこのシラバスを、Web上で公開する大学が増えているんです。
例えば、東京大学。
http://catalog.he.u-tokyo.ac.jp//で、
「授業カタログ」として専門課程のほぼ全ての授業が公開されています。
中には名古屋大学のように学部別のホームページ上で公開されている場合もあります。
http://syllabus.lit.nagoya-u.ac.jp/(URLは文学部)
シラバスには専門用語もあってわかりにくいこともあるかもしれませんが、
なんと「成績の出し方」などを書いてある場合もあります。
つまり、大学のパンフレットやオープンキャンパスなどでは手に入らない情報が満載なのです。
このように、自分が心から「ここに行きたい!」という進路を決めるためには、
「情報収集」が何よりも大事になります。
ぜひ、この記事を参考にして、自分なりに大学、学部への理解を深めていってくださいね。