こんにちは!
受験生の皆さん、受験勉強は進んでいますか?
既に文系・理系選択をしている学生の方も多くご覧になっているかと思いますが、
単純に理系・文系といっても、出来る仕事にはいろいろな種類があります。
これから「学部選び」をする上で、後悔しないよう、
じっくり考えて選んでほしいです。
そのために、今回は一部ですが、各産業の業種に関してまとめてみました。
興味がある、と思ったものがあれば、是非細かく調べてみてください。
①農業
農業就業人口は年々減少し続け、平成22年には261万人となりました。
なんと、農業就業者の平均年齢は「65.8歳」(平成12年が61.1歳)です。
そして、平成23年の食料自給率は39%(カロリーベース)でした。
外国からの食料輸入が止まればどうなるでしょうか。
・・・お分かりですね?
食料がなければ、我々は生活することも叶いません。
農業に興味があるあなたは日本の生活を根本を支えることになるかもしれません。
農学部では食料に関する技術を学ぶことができます。
学部:農学部
②林業
農業と同じく就業者数が減少しています。平成17年時点で4.7万人だそうです。
ただし、35歳未満の就業者の割合が近年は上昇しつつあるそうです。
森林伐採という環境問題がある今日では、植林技術の重要性がましてきています。
学部:農学部
③建設業
日本は地震列島とも呼ばれ、数々の大地震を経験してきました。
そういった状況の中で、「倒れない」建物が多く存在するのは世界一の耐震技術
を持つ日本の建設業のおかげです。
学部:工学部
④製造業
就業者全体の16.8%を占める(平成22年労働力調査)業種です。
SONY、トヨタといった有名企業はこの部類に入ります。
学部:工学部
⑤情報通信業
近年に圧倒的に重要性が増してきている業種です。平成21年には全産業のうち
占める割合が7.3%となっています。
ハード、ソフトといった分類はご存知でしょうか。
SONYは「ウォークマン」といった「機械」を製造していますが、
その中に入っているソフトウェアを開発するといった仕事はこの業種にあたります。
学部:工学部
⑥卸売・小売業
小売業として代表的なものに、ヤマダ電機や、楽天などがあります。
コンビニやスーパーも小売業です。
生産者がつくった商品の品ぞろえを工夫したり、店の環境を整えたりしている、
小売業があるからこそ、我々は快適に買い物をすることができます。
学部:経済・商・経営学部
⑦運輸業
我々の住んでいる日本は島国です。したがって海外と貿易をする場合、
「大量」であれば海運が非常に重要になってきます。
近年では空輸の重要性も増して来ており、
2025年には世界最大の航空市場になると予測されています。
(国際民間航空機関の推計)
学部:経済・商・経営学部(物流に関して学ぶ場合)
⑧金融業・保険業
銀行といえば、MUFG(三菱東京UFJ銀行)、三井住友銀行などが有名ですね。
我々が預けた金をもとに、企業にお金を貸して、その時に利子をつけることに
よって企業を成り立たせます。
ただし、最近の銀行は証券業や保険業を兼ねるようになってきています。
証券として有名なものは「株」があります。
保険も、国民年金の問題が取り沙汰される時期もありましたが、
いざとなった時に欠かせないものです。
学部:経済・商・経営学部
⑨医療
医者・看護師の仕事です。
命を預かる非常に重要な仕事ですが、一方で「命を救う」やりがいのある仕事です。
医学部に合格するためには、全国トップレベルの学力が必至となります。
命を扱う仕事だからです。
学部:医学部・看護学部
⑩福祉
高齢化が進むに連れて重要になってきている仕事です。
介護サービスをして給料をもらっている人の数は、
2000年4月の時点で149万人でしたが、2010年4月には403万人になっています。
学部:福祉学部など
⑪法曹関連
法について取り扱う仕事です。弁護士はテレビでもよく出てきますね。
今ある法を勉強して、そこから人と人との問題を解決するのが弁護士、
裁判官で、逆に新しく「法律を作る」のが国会議員です。
地方の議員は、地域別で適用される「条例」といったものを作る仕事をしています。
いかがだったでしょうか。
ちなみに私は経済学部ですが「教育業界」で仕事をしています。
100%、現時点でする選択が「完全に」自分の道を決定する、わけではないですが、
自分のやりたい仕事に関連する学部に入ったほうが、就職にもやはり有利です。
簡単ではありましたが、参考になれば幸いです。