こんにちは!今回は木のお医者さん『樹木医』についてお話します。
樹木医とは、日本各地の文化遺産に登録されるような貴重木(屋久 島の縄文杉など)から
街路樹などのありとあらゆる木の保護を行う職業です。
私たち人間と同じように、樹木にも病気や怪我があります。
台風や落雷によるケガ、病虫害による感染などです。
それらの危険から木を守るのが樹木医の仕事です。
樹木医の資格は財団法人日本緑化センターから認定される民間資格です。
なお、受験資格は、次の要件が必要とされています。
1. 樹木医になるに は、樹木の診 断、治療等に関する業務経験が7年以上
2. 樹木医補の資格 を有している場合は認定後の業務経歴が1年以上の者
樹木医補の資格については、財団法人日本緑化センターの認定した
大学、短大、専門学校の所定の単位を修得し、卒業後に申請手続きを行うことで資格取得ができます。
そして、試験内容は
●第1次審査
・筆記試験および 業績審査
●第2次審査
・2週間程度の研修(講義および実習)
*実習中にほぼ毎日筆記テストと面接がありそれをクリアすること
からなります。
森林や環境系の学部の大学、林業系の専門学校から樹木医補になり、
そこから樹木医になるというルートが最短になりますが、仕事としては医者と同様に多くの知識と経験が必要です。
働きながら自分の腕を磨き、より多くの、
より深刻な樹木を救う仕 事であり、やりがいはすごく大きいと思います。
最近では、農村部の過疎化から山林が荒れたりする一方で、
都市部では環境対策として緑化計画や街路樹がたくさん植えられています。
そういった意味で、日本のあらゆる場所で必要とされている職業と 言えます。