よく受験シーズンになると「本当にやりたいことが見つかりません」という言葉を耳にすることも多いかと思います。
もしくは、「本当に行きたい大学がない」「行きたい学部がない」など。
この中で「そりゃそうだ」と思うもの。
それは「行きたい学部がない」というもの。
高校時代までは友達と遊び、部活して、ゲームして、カラオケ行って、テレビ見て、映画見て…。
これ、普通に考えれば当たり前ではないですか?
ほとんどの高校生は、現代の楽しみを享受してきたはずです。
そこにいきなり「経済」「法律」「工学」「理学」「文学」といった、小難しい学問が現れて、「はい、この中から選んでね!」と言われる。
そして、行きたい学部がない人というのはその中に興味のあるものがないということでしょう。別に変なことではないし、それが人として劣っているということでもないのです。
大学の学部を選ぶということは、「大学で学べる学問の中で」自分が選択をするというもの。
好きなことを学べるし、好きな場所に行けるし、何でもできます。
しかも、社会的に立場を保証された上で。これはかなり大きいことです。
この4年間があるおかげで人生の方向性が決まったという人だって世の中には沢山います。
別の意味でものすごく大学というのは役に立っているのではないでしょうか。
学んだことで損をすることなんかない、だからこそ何でも学んでみたらいい。
そういう意識を持った上で、進学選びを行ってみてはいかがでしょうか。