読書って楽しいですよね。小説、専門書、マンガ……今どのような本を読んでいますか?
ときには「ビジネス書」を読んでみるのも面白いですよ。特にビジネスの現場で活躍する起業家たちの著書は、仕事に大切なエッセンスがたっぷりと詰まっています。
■椎木里佳さん「女子高生社長、経営を学ぶ」
「18歳の女子高生社長」として「サンデー・ジャポン」「人生が変わる1分間の深イイ話」などのメディアにも出演する椎木里佳さんは、株式会社AMFの代表取締役。
彼女はなんと中学生3年生で起業した若手社長なんです!
そんな椎木里佳さんの著書「女子高生社長、経営を学ぶ」は株式会社ディー・エル・イーの社長でもあり、父親でもある椎木隆太氏との共著です。
起業の苦労や失敗談を語り、セルフブランディングとストーリーの大切さについて熱く語っています。
百戦錬磨の上場企業社長と、勢いある若手起業家、それぞれの視点の違いを楽しめる一冊です。
■藤田晋氏「起業家」
アメブロで有名な株式会社サイバーエージェントの社長である、藤田晋氏の著書「起業家」もオススメです。インターネットサービスの会社を起業して、当時の史上最年少で上場を果たした後、ネットバブルの崩壊で一気に苦境に立たされた状況が、ありのまま綴られています。
今や日本を代表するIT企業となったサイバーエージェントも、最初は友人たちと立ち上げた小さな会社でした。
1998年に起業してから現在までの生々しいリアルを肌で感じられますので、まだ読んでいない方はぜひ!
■堀江貴文氏「あえてレールから外れる。逆転の仕事論」
株式会社ライブドアの元社長で現在はロケット開発事業や投資事業を手がけ、日本有数の購読者数を持つ有料メルマガを運営する堀江貴文氏。一時期は証券取引法(現在は金融商品取引法)違反で実刑判決を受け、1年9カ月も収監される経験をしましたが、今はまた全力でビジネスに取り組んでいます。
そんな堀江貴文氏の著書「あえてレールから外れる。逆転の仕事論」は、一般的なスタイルとは違った働き方をする人たちを特集しています。大人気ユーチューバーの「HIKAKIN氏」、映画監督・俳優・イベントプロデューサーの「小橋賢児氏」、書道家の「武田双雲氏」、アートディレクターの「増田セバスチャン氏」らの強みと成功要因を、堀江氏独自の視点で読み解いています。
今回ご紹介したビジネス書は、いずれも個性豊かなものです。
価値観が多様化したといわれる昨今は、女子高生が起業することもでき、自分がつくった創作物をインターネットで全世界に届けることができる時代です。
「起業家のビジネス書」と聞いて、「仕事をしていない自分には関係ない…」と思うのはもったいない!将来就職したり、働き出したときには必ず役に立ちます。そして、自分が目指す進路のイメージもつかめると思いますよ。