みなさんこんにちは。
前回はIT系の国家資格を紹介させていただきました。
今日は、「法律関係」の国家資格です。
①行政書士、と、②司法書士、について見ていきます。
【大まかな両者の違いについて】
まず、名前がめちゃくちゃ似ています。
「行政」と「司法」が違うだけです。
例えば、行政書士。名前が「行政」なので、
市町村(行政)に提出しなければならいない許認可の書類作成が中心です。
飲食店の開業、建設業の営業許可などがあります。
司法書士はと言うと、裁判所(司法)に提出しなければならない書類の作成になります。 不動産や商業登記などの書類です。
ということで、両者は扱える仕事の範囲が異なるわけです。
(うまいこと棲み分けをしています。)
※そもそも、行政書士は総務省、司法書士は法務省が管轄しています。
このあたりから、両者がぶつからないような配慮がされていると思います。
【受験資格は?】
司法書士、行政書士、ともに受験資格に制限はありません。
「法律関係だから、法学部の単位とか必要じゃないの?」
と思いがちですが不要です!
【試験の特徴は?】
行政書士の試験は年に一回の一発勝負です。
対して司法書士は、一次試験→二次試験→口述試験、と3段階の試験が設けられています。
【合格率は??】
行政書士は2%台から8%台を推移しているようです。
対して司法書士は毎年3%程度。
「どっちも低いじゃん!」
と思いますが、一般的には司法書士の方が圧倒的に難しいといわれています。
試験に口述試験があったりすることから見ても難易度が高いことが伺えます。
【就職は??】
行政書士、司法書士、ともに法律関係の事務所に就職をすることが多いようです。
一般企業の就職がないことはないですが、法律関係の事務所が圧倒的です。
また、独立開業を目指している人が多いのもこの資格の特徴です。
以上のような違いがあるようです。
ちなみに、これら2つを上回る資格として存在するのが「司法試験」です。
簡単にいうと、弁護士になるための試験です。
行政書士や司法書士の資格は司法試験の登竜門のようなものと
言われることもあるようですので、
法律に興味がある人は勉強してみると面白いかもしれませんね!
資格試験全般に共通することですが、「自分が将来、何をやりたいか?」
というものから考えて資格は取得すべきです。
そうでないと、資格を取ったものの、使い道がなくなってしまう、
ということになり兼ねません。
大学時代にたくさん資格を取得するひとも多いですが、
就職活動と同じで「資格ありき」で将来を考えると
イメージしていた未来と違ってしまう可能性がありますので十分に
調査・熟慮してみましょう!
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