検察官という職業はご存知ですか??最近では、テレビドラマの刑事ものドラマで検察官が出てきたり、裁判のドラマで出てきたりとメディアでも検察官の仕事がなんなのか、がよくわかると思います。
検察官は、刑事事件の被疑者の取調べや捜査を行い、起訴するかどうかを決定します。その後、証人や証拠を元に意見を出して求刑を行ないます。その中には”無期懲役”など重たい刑も当然ありますが、それらを決めるのが検察官の仕事です。
年収は1000万ぐらい。国家公務員のなかでも特別職になるので給料は高い方です。検察官はその中でいくつかの部署に別れていて、事件とは直接に関わりがないような、総務・人事・会計などの事務部門もあります。これらを定期的な人事異動で担当していくことになるのですが、いずれにせよハードワークになることが多く、土日返上、昼食が食べられないこともよくあるとか…。日本の司法の中核を担う検察官、権威ある仕事には泥臭い部分もあるということでしょう。
検察官になるには司法試験に合格しないといけません。受験資格は2つあって、「法科大学院を卒業する」、「予備試験に合格する」のいずれかを満たすこと。学部は法学部でなくても受験は可能ですが、その場合だと大学院を1年多く通う必要がでてきます。実際に法科大学院に進む大学生の5割以上が法学部出身のようです。ちなみに、検察官になる人は司法試験の合格者から1割程度しかいないそうです。(激務が原因とも言われる)