海上保安官の主な仕事は、海上の平和を守るため海の警察官や消防士となって、捜索救助、パトロール、災害対応などを行います。また、水路の測量や灯台などの設置を行なう部署や陸上での部署もあったりと仕事の幅が広い職業です。
年収は650万ぐらい。公務員なので安定もしていますが、その代わり転勤がとても多いようです。時事問題や映画などで話題にあがることが多くなった海上保安官ですが、年収や安定性などの良いところもあれば、普通の仕事に比べて責任が重かったり危険性が高かったりと大変なところもあります。使命感を持って意欲的に物事へ取り組める人が向いている仕事でしょう。
海上保安官になるには、海上保安大学校(幹部候補の養成)か海上保安学校(一般職員の養成)を卒業する必要があります。高卒からでも入学することが出来ますが、専門や大学を卒業後に入学する人もいます。学歴が出世に明確に関わることがないので、昔は高卒の人が多かったそうですが、今は大卒の海上保安官も多くいます。また、大学でしっかり勉強して、国家公務員試験の理工系から海洋情報部などに幹部候補として採用される道もあります。