通訳の主な仕事は、日本語から外国語、外国語から日本語、外国語Aから外国語Bなどに、素早く翻訳して両者のコミュニケーションの手助けをすることです。また、実力の高い通訳者は、国際的な大きな会議や講演会などで活躍しています。
通訳の年収は300万~600万ぐらい。実力によって大きな差が出る職業です。国際的な会議を任される通訳者だと年収1000万を超えることもあります。また、通訳は派遣会社やエージェントに登録している人が多いので、依頼があれば仕事をするという形になります。なので、休日は不定期になりがちで収入にもバラつきが生まれやすいです。ただ、実力がつけば仕事は安定しますし、多くの文化や知識と触れ合うことが出来るので、やりがいを感じることも多いです。その為には多くの勉強が必要となるので、知的好奇心が強く、人とコミュニケーションをとるのが上手い人が向いている仕事でしょう。現在働いている通訳者の多くは女性です。
通訳になるには何か特別な資格が必要な訳ではありません。ただ、大学や専門学校からいきなりプロになれる人は滅多にいません。通訳学校で勉強しながら経験を積んでいき、プロになるのが一般的です。通訳学校に入るためには英検準一級と同等ぐらいの語学力が必要なので、それまでも勉強をしっかりしておきましょう。また、通訳は日本人や外国人の微妙なニュアンスを上手く伝えるために、お互いの文化・政治・経済などの知識も必要になります。通訳を目指す人は、この点も考慮して学校選びをすると良いでしょう。