こんにちは。
今回はまず、医科のサイトを御覧ください。
http://money.jp.msn.com/news/toyokeizai
「医師合格率1位は兵庫医科大学。1972年創立の私 立大学だ。新卒受験者83人全員が合格している。
これは4位の慶応義塾大学医学部と兵庫医大だけ。
なお、東京大学医学部は、110人が受 験し、合格者は102人。合格率は92.7%にとどまる。」
とあります。
兵庫医科大学、すごいですね!!
あれ、でも、ちょっと待って下さい。
これって、東京大学よりも兵庫医科大学のほうがすごいことを必ずしも意味するのでしょうか?
兵庫医科大学新卒=83名
東京大学新卒=110人→102名合格
一般的には私立のほうが、生徒の人数が多いです。
これはいったいどういうことなのでしょうか?
東京大学理科三類(医学部)の2012年 合格者は100人
兵庫医科大学はというと
http://www.hyo-med.ac.jp/guide/outline/total.html
に公表されている通り、6年次生の人数は115人です。
にも関わらず、医師国家試験の受験者数は83名です。
つまり、
東大=おそらくほぼ全員が医師国家試験を受けている。
兵庫医科=約115人中83人が医師国家試験を受けている。
ということになります。
兵庫医科大学の場合、
30人近くが医師国家試験を受けていないということになりますよね。
もちろん、念のため申し上げておきますが、
これは兵庫医科大学がすごくないといっているわけではありません。
そもそも、医学部に入学すること自体が困難の極みです。
私は偏差値30(This is a town.くらいからはじめたレベル)くらいから、
1年で、慶応義塾大学経済学部に合格しましたが、
1年いまから死ぬ気で勉強して、医学部に入れるか、
と 言われたら「わかりません」と答えます。
それくらいのレベルだと思います。
正直、偏差値以上に難しいと思います。
でも、そこで合格している学生たちの中から更に
115人→83人といったような生き残りの戦いが待ち受けているわけです。
極論をいえば、どの医学部に行こうが、
大学受験で合格する=医者になれる
ということであるとは思わないほうが良いと思います。
これくらいの覚悟がある方は、ぜひ、医師の道を目指してください^^