ガクラボ内では「会社・店舗経営に関わる仕事」として、経営者だけでなく会社や店舗に勤めている人も含めたカテゴリーになっていますが、ここでは”会社・店舗の経営者”と定義して職業を紹介します。
経営者の主な仕事は、会社の中で起きる全ての行動の意思決定を行なうことです。その会社の方向性を決めるような決断をすることも多くあるので責任重大です。大きな会社であれば、上がってくる報告を元に意思決定を行なうことが中心になりますが、小さな会社だと現場で業務に取り組みながら決断をすることもよくあります。
経営者の年収は会社の業績で決まります。上場企業と呼ばれる会社では年収1億円を超える人もいますが、出来たばかりの会社だと給料を返上して働いている人もいます。経営者が会社の進む道を決めるので、自分自身の力次第で年収が決まるやりがいのある職業だと思います。また、社会的な信用もあったり、取引先から接待を受けたりと、良い部分は他にもたくさんあるでしょう。悪い部分はその責任の重さでしょうか。もし会社が不祥事を起こしてしまった場合は真っ先に責任を取らねばなりませんし、周りに弱みを見せにくい職業なだけに孤独を感じることも多いでしょう。野心があって精神力が強く、なにか長所を持っている人が向いている仕事だと思います。
経営者になるには、自分で会社を立ち上げる、勤めている会社で出世していく、の2つの方法があります。自分で会社を創れば誰でも簡単に”社長”になれますが、「100社が創業しても3年後には10社しか残らない」と言われるように、社長であり続けることは非常に難しいです。
出世していく道は、能力が高くないといけないのはもちろん、社内の人間関係も大きく影響してくるので、多少の運も必要です。どちらにせよ簡単な道ではありません。自分の自由に仕事ができて、得られるものが大きい職業なだけに、覚悟を決めて目指す必要がありそうです。
特に学歴が必要な職業ではないので世の中には高卒の経営者もいたりします。TVで見るような有名な経営者でも大学中退の人は珍しくありません。しかし、経営者の多くは、大学で自分の好きな分野、もしくは、経営学や経済学などを学んでいる人ばかりです。また、”会社で出世していく”道には、学歴がある程度は必要かもしれません。(特に大企業)