周りの人々との自分 | ガクラボ
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周りの人々との自分

こんにちは!
今日はまず、皆さんに質問です。

 

あなたの親御さん、兄弟、姉妹、友達を思い浮かべて下さい。

 

思い浮かべることができましたか?
それでは、今日の内容に入って行きたいと思います。

 

みなさん、ジョン・ロックという哲学者はご存知でしょうか?
そのジョン・ロックの「子どもの教育」という本の一節にこんなものがあります。

ジョン・ロック 子どもの教育

「子どもたちにどのような教訓を与え、
どのような教養に満ちた子育ての講話を毎日のように聞かせても、
子どもたちのふるまいにもっとも大きな影響を及ぼすものは、
彼らがつきあっている仲間であり、
子どもの周囲にいる人たちが現在行っている習慣なのです。

子どもというのは、(いや、大人もそうですが)、たいていお手本を見て行動するものです。
わたしたちは皆、カメレオンみたいなもので、いつも身近にあるものの色になります。
…子どもは耳で聞くよりも目で見るもののほうをよく理解するからです。」

 

では、これを読解していきましょう。

 

わたしたちは日々、色々な教訓を与えてもらっています。

 

例えば、母からの「勉強は毎日しなければいけないよ」の一言もそうだし、
学校の先生からは「しっかり授業を聞きなさい。そうしないと後で困ったことになる。」
など、正しいこと、守るべきことってたくさん聞きますよね?

 

では、あなたは「それは正しいな。毎日勉強しよう!!」と急に勉強をし出したり、
「授業を聞かなきゃまずいな…」とすぐに行動に移すでしょうか?

 

YESと答える子とNOと答える子の違いは何でしょう?

 

想像してみてください。
上のような言葉を言われたとき、

 

周りを見ると、寝ている友達や、他ごとをしている子ばかりだとします。
そこで君はどう思いますか?多くの子が、

 

「みんな、してないじゃん、そんなこと。」
だと思います。
そして、納得はいかず行動に移せないかもしれない。

 

逆に
周りを見ると、勉強を熱心にしている友達がいたり、
積極的に手を挙げている友達がいたりしたとします。

 

そこで君はどう思いますか?

 

「やらなきゃな。」とか、「その通りだな。頑張ろう」
とかだと思います。

 

それが「つきあっている仲間」だったり、
「周囲にいる人たちが現在行っている習慣」に影響されるということです。

 

次に、君が新しい環境でスタートを始める時、右も左もわからない場合は、
そこで暮らしている人、働いている人などを見て、

 

「あ、ここにゴミ出すのか…」とか、「そうやってレポートって書くのか…」

 

と学ぶことが多いと思います。

 

それが「お手本を見て行動する」ということです。

 

それをロックは「カメレオン」と例えています。

 

ざっくり読解しましたが、つまり何を言いたいのかと言うと、

 

「周りの環境が自分の人生に大きな影響を与えるということ」

 

です。

 

これは今の君の周りの友達、家族、先生はもちろん、
塾の先生、塾仲間、アルバイト仲間、
社会に出てからの同僚、先輩、上司。

 

その環境におけるあらゆる人々が大きな影響を及ぼします。

 

もちろん、相手にとっても「自分」という存在は影響を及ぼしているし、
相互に及ぼし合っています。

 

そうやって、影響を及ぼし合って、「自分」という個が確立されるのだと思います。

 

大学では在学中に多くの学生は20歳を迎え、中学、高校よりも
はるかに多くの人々と関わる機会があると思います。

 

また、自分が就職する会社は10年以上勤める、人生においてとても大事な環境です。

 

だから、大学受験や就職活動ってとても大事なんです。

 

今、あなたの周りにはどんな人がいますか?

 

5年後、10年後、周りにどんな人がいますか?

 

今の自分を振り返ってください。
未来は作られていくものではなくて、今の自分が作り上げるものなのですから。

 

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更新日時:2013-01-06 16:54