警察官の主な仕事は、社会の秩序を守るため、犯罪の予防・鎮圧・捜査、被疑者の逮捕、交通の取り締まりなどを行ないます。
平均年収は800万円ぐらい。給料は高くて安定している職業でしょう。また、社会的な地位も高く、私生活でも何かと融通が効くことがあるそうです。ただ、その分部署によって勤務時間が交代制(深夜を含む)だったり、連休がなかなか取りにくかったり、失敗が許されない仕事だったり、危険性がある任務があったり、とデメリットの部分も存在します。正義感が強くて一度決めたら最後までやりぬくような性格の人でないと厳しいかもしれません。
実は、警察官はキャリア組みとノンキャリア組みの2つに分けられています。
国家公務員試験の合格者はキャリア組みと呼ばれ、いわゆるエリートコースです。それ以外がノンキャリア組みと呼ばれているのですが、その優遇にはかなりの開きがあります。
例えば、役職。キャリア組みは初任時から「警部補」という階級でスタートするのに対して、ノンキャリア組みは「巡査」という階級です。その後の出世スピードも全く違うようなので、試験はとても難しいものの挑戦する価値はあると思います。一生懸命頑張ってみて、もし無理そうなら試験の難易度を途中で下げることも出来ますしね。
高卒からでもなれる職業ではありますが、やはり大学まで行ってしっかりと勉強しておく方が無難ではあります。また、勉強だけでなく剣道か柔道は必須で身につけないといけないので、学生時代からスポーツに取り組んでいる人も多いようです。色々と難関はありますが、得られるものも大きい警察官。