行政書士の主な仕事は、個人や会社から依頼を受けて、許認可など役所に提出する書類や、権利義務・事実証明に関する書類の作成を行なうことです。また、手続きの代行をすることもあれば、それに関する相談を受けることもあったりと、仕事の幅はとても広いです。
年収は600万円ぐらい。ただし、行政書士という資格は企業に就職しながら登録することができないので、自分で独立するか、既に独立している人の事務所で働くかになります。なので、その人の能力によって得られる仕事量が左右されやすく、年収に格差が生まれやすいと言えるでしょう。本業が手続き代行や書類作成にあることは間違いないのですが、独立するということは経営者としての働きをする必要もあるので、どうやればお客さんに来てもらえるか?なども考えないといけません。仕事の幅が広い職業だからこそ、意欲的に継続して勉強できる人が向いているでしょう。
行政書士になるためには、行政書士試験に合格しないといけません。受験資格は特にないので、受けようと思えば高校生でも受験することはできます。(最年少合格は16歳) しかし、試験そのものは国家試験であり難易度も高いので、しっかりと勉強することは必須です。独学や資格スクールからの合格者も一定数いますが、やはり大学や専門学校で法学について勉強しておく方が良いでしょう。ちなみに、平成23年度の行政書士試験の合格率は約8%でした。