こんにちは!
今日は日本から飛び出して、世界の教科書について話をしたいと思います。
まずは、アメリカです。
特徴としては、主にハードカバーおよびフルカラーかつ、2kg近い重さがあり、
ページ数は1000ページを越えるものもあります。内容はページ数 が多くなるに
つれて、高度になっていきます。
多くの州では、州または地区で教科書を購入して、 教室に置いて生徒に貸出し
て使わせています。表紙の裏に所有校欄があり、9年間分の使用簿 (使用者氏
名、学年等)まで用意されています。
また、生徒に対して破損・書き込み禁止の注意も書いてあり、何年も繰り返して
使えるように丈夫に出来ているようです。
生物、と言えばアメリカでは問題になっていることがある。
いくつかの州では、「キリスト教右派」と「キリスト教根本主義」の圧力により、
生物の授業において、旧約聖書の『創世記』に基づく創造論(いわゆる人類が唯
一神により創造されたとする信仰)を記載した教科書を使用して教える ことが
義務付けられています。
このため、科学(進化論)と宗教とは区別すべきと考える生物の教育者らの強い
反発を招き、問題になっています。
宗教のカラーの強いアメリカならではの問題である。日本では到底考えられない
ですよね。
では、イギリスではどうだろうか??
イギリスの教育は、
① 地域はどこか??
② 公立学校か私立学校か??
によって異なっている。そのため、その仕組みは複雑である。
イギリスの教育においては、「個人の能力伸張」が目標であると考えられ、
試験に比重を置いている点に特徴を持つ。GCSE・SCEやA-levelなどの試験の成績は、
大学での学位とそれに付される成績と同様に、生涯有効な資格とされ、
一般には履歴書にも記載することとなっている。
日本のようにどの学校に入学・卒業したか否かではなく、これら試験・学位にお
ける「成績」が社会において問われることが多い。
特に、政治家などでは大学の学位における一級(あるいはそれに順する二級上)
を取り損ねた者はその資質を問われる場合がある。
またイギリスは、学歴や資格ごとの賃金格差が激しい学歴社会で、アメリカ、韓
国、日本よりも資格・(最終)学歴による差別は大きいといえるが、日 本や韓
国などと違い、社会人が大学でA-Levelの勉強をして大学に入学しなおし、学位
を習得したり、成人後に技師や医師や弁護士などの資格習 得に挑戦したりする
なることが比較的容易である。
このように、日本の教育が世界と同様であると思いがちだが、日本は大きな世界
の一部であり、その教育制度はほんの一部にすぎない。日本の教育をた だ一面
的に見るのではなく、世界の教育などを知り、多面的に批評していく必要があり
ます。
未だ完全な教育制度など存在しません。常に当然であることに疑いを持ち、それ
を吟味して行動に移していけるように様々な知識を得ていきましょう。