ガクラボでは、サイト運営の他に高校生や保護者の方と進路のお話を直接させて頂くことがあります。ここではそのお話の一部を匿名で紹介させて頂いて、みなさんの進路を考える参考にしてもらえたらと思います。きっと全てが役に立つ話ではないとは思いますが、共通している部分も必ずあるはず。少しでも進路に悩む人のお役に立てると嬉しいです。
vol.1は高校生2年生(公立普通科)のお子さんがいる保護者の声を紹介します。
もともと親子であまり進路の話をすることがなかったそうなのですが、お子さんは高校で看護学校の推薦枠があるという話を担任の先生からしてもらい、その看護学校を第一志望に決めていました。ただ、「看護師になりたい!」というような気持ちは特にないようで、「就職できれば何だっていい」と自宅で漏らしていたそうです。
そんなお子さんの様子を見て、「せっかくなら自分のやりたい仕事をして欲しい。それが決まっていないなら大学に行って自分の可能性を拡げて欲しい」と、お母さんはこっそり考えていました。しかし、大学となれば学費の関係もあるし、子供がそこまで乗り気じゃないなら…と半ば諦めてしまっていたそうです。
そんなときに、私たちガクラボがお話できる機会がありました。お母さんに今の大学の入試制度や奨学金制度、学費免除制度のことを説明すると、「自分では詳しく調べることができなかったし助かりました!」と大喜び。さっそく大学から資料を取寄せて、子供と話し合ってみると仰られていました。帰り際に、「最終的には子供の気持ちを尊重する」と話してくれた優しいお母さん。まだまだ進路が決まるのは先になりそうですが、なんだかその言葉に私たちも嬉しくなりました。
入試制度や各学校ごとの奨学金制度などは、事前に知っているだけで選択の幅が大きく変わります。1人でも多くの人の学校選びに役立てるようこれからも頑張っていこうと思います!