2013年1月9日更新のブログ「受験の出願に大切なこと」にて
調査書を早めに入手しておいた方がいいことを書きました。
実際に、調査書が出来上がるまで、
どのような行程が踏まれている時間がかかる理由を説明したいと思います。
大学受験の出願で扱う調査書には、
まずその生徒の3年間の高校生活の様子が分かるものが入っています。
要するにいつも学期末にもらっていた成績表のまとめですね。
これにより、出席日数や部活動の記録なども分かります。
ここからは学校ごとによって変わってくる部分もありますが、
その後の大まかな流れは「調査書の作成者の名前を入れ」「作成日を記入」
「責任者(主に校長先生)が公印を押す」「封をして配布」という流れで手元にやってきます。
作業行程だけを見てみて、どう思いましたか?
多いと思いましたか?少ないと思いましたか?
行程の数だけを見るとさほど多くないように見えますが、
時間がかかる理由は「責任の重さ」にあります。
この調査書に万が一、不備があった場合。
例えばA高校でそのような事態が起こったとき、A高校は信頼を失います。
そしてその後のA高校を卒業する生徒は不利な受験を受けることになってしまいます。
「作成者を名前を書く」「公印を押す」という作業の中にも
学校を代表しているという責任が重くのしかかっているのです。
軽々しくできる作業ではないのです。
だからこそ、調査書は予め余裕を持って申請しておきましょう。
「まだ確定ではないけど受けるかどうか迷っている」といった場合でも、
担任の先生と相談して多めにもらっておくということも考えておきましょう。
慌てる前の事前策です。