こんにちは!
今回は「TFA」と「リーダーシップ」についてお話します。
皆さんは、「TFA」という言葉を聞いたことがありますか?
「何それ?ちょっと前のダンスグループ?」
「いやいや!それは、TRF!」
な~んて書きながら、「皆さんの年代ではないかも~(汗)」と
ひとり落ち込む筆者なのであった…(>_<)
スミマセン、本題に戻ります!
「TFA」とは、「ティーチ・フォー・アメリカ」の略で、
アメリカのニューヨークに本部を置く教育NPOのことです。
「いや~、俺(私)、教育関係は考えてないし~」と思ったそこのアナタ!
実はこの活動、教育関係者に限らず全米の学生が注目しているものなのです。
TFAでは、アメリカ国内の一流大学の学部卒業生を、
教員免許の有無に関わらず大学卒業から2年間、国内各地の教育困難地域に
ある学校に常勤講師として赴任させるプログラムを実施しています。
実はこのTFA、2007年にはビジネスウィーク誌が調査した
アメリカの学部学生の就職先人気ランキングの10位に入り、
さらに、2010年には全米文系学生・就職先人気ランキングで
、GoogleやAppleを抑えて1位となったのです。
むむ~、あのGoogleやAppleよりも人気なんて、
驚きじゃないですか!? (゜o゜)
ちなみに、TFAプログラムの出身者が運営する各種学校は2007年9月時点で282にも上るそうです。
学部学生の「最初」の就職希望先として、
2006年の43位から2007年には大企業を押しのけて10位に躍進しているのです。
ここで面白いのは、転職が当たり前であるアメリカでは
「キャリアをスタートさせるに相応しいと考える場」として、
「最初の」就職希望先というのがあり、日本のこれまでの考え方とは少し異なっていますよネ。
さらに面白いのは、デロイトアンドトウシュ(世界最大の会計事務所です!)や
グーグル、ゼネラルエレクトリックはTFAと提携し、
採用内定学生が就業前の2年間TFAプログラムに参加することを認めているんです。
JPモルガンもやはり採用内定学生のTFAプログラム参加を認めており、
さらにこうした学生への契約金支払いをTFAプログラム参加前に行い、
加えてTFAプログラム参加中の採用内定学生のためのサマーキャンプを
実施するなどの対応を採っているそうです。
どんだけ~ッ(゜o゜)!!と思いませんか(笑)?
では、なぜ世界の大企業はこれほどまでにTFAを重視するのでしょうか??
なんだか不思議ですよね??
ここは、これから社会で活躍する皆さんにとって一番重要なポイントですので、
ぜひ、少し時間をとって考えてみてください。(^o^)丿
※自分なりの答えが浮かんだら、スクロールして、続きを読んでくださいネ☆
皆さんはどんなことを思い浮かるのでしょうか??(^v^)
では、答えを発表します!
実は、これら大企業がTFAプログラムに参加する人材を優遇する背景は、
TFAプログラム参加者が創造性やリーダーシップにおいて
優れているとの評価が確立している (前出ビジネスウィーク誌記事)からなのだそうです!!
しかも、渡邊(2007)によると、
このプログラムに採用される学生の半数がエール大学、ダートマス大学、
コロンビア大学、シカゴ大学、デューク大学などの名門校出身者なのだとか。
※以上、Wikipediaより引用
「創造性・リーダーシップ」と一流大学がリンクするのには、
「なるほど~!」と納得ですよね!
そもそも一流大学に入るためには一流の努力が必要ですし、
世の中を変革し引っ張っていくには創造性やリーダーシップが不可欠です。
アメリカの企業が何よりもまずこの素質を育てている姿勢は、
私たちにとって多くの示唆を含んでいると思います。
ちなみに、このTFAを日本にも広めようとする活動が、
Teach For JAPANとしてすでに始まっています。
詳細はこちらからどうぞ☆
それにしても、もともとはある一人の学生が卒論で書いたことが
この活動が始まるきっかけなんですよね~!
それに大企業が出資し、ここまでの活動に成長したわけです。
そうして、子どもたちはもちろん、教育者本人も、親御さんも、
さらには世界を引っ張って行く企業も、成長しているんですよね~。
なんだかロマンがありますね(*^^)v
創造性とリーダーシップ。
一人の人間のアイディア。
そこから生み出されるものは、とても大きな力になっていきます。
皆さんが様々な分野で活躍されていくことを
こころから楽しみにしています!