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省庁設置の「大学校」という選択

こんにちは。

 

今回は「大学校」についてお話したいと思います。

 

初めて聞く方は「大学と違うの?」と思われるかもしれません。

 

まず、「大学」といった場合、管轄は文部科学省で、
学校教育法で明確に規定された組織です。

 

一方で、「大学校」といった場合、その名称について法律での規定は無く、
専修学校や各種学校が「大学校」の名称を使う場合もあります。

 

要は、「大学校」といった場合、単純に名称からいわゆる「大学」に
相当する課程なのかどうなのかは判断できませんが、
各省庁(要するに国)が設置した「大学校」では「学士」の学位を
習得可能なところもあります。

 

その中でも特別な位置づけにあるのが、

 

・防衛大学校(防衛省)
・防衛医科大学校(防衛省)
・海上保安大学校(海上保安庁)
・気象大学校(気象庁)

 

です。

 

他にも省庁設置の大学校はありますが、
これら四つの大学校については、

 

①学生の身分が「公務員」となる。
(授業料が不要で給与も支給される)
②卒業後は幹部候補として各省庁へ進むのがほとんど。
③卒業すれば「学士」の学位が取得可能となる。
④原則として全寮制。

 

といった共通点があります。

 

何となく①や②からものすごく特化されたイメージがあるかもしれませんが、
③の「学士」の学位を取ることができることから、
学制的な卒業後の位置づけは一般的な「大学」とほとんど変わりません。

 

また、④のように原則全寮制であることから、
目的を持って励むには最高の環境ですし、
将来明確に「この道に進みたい」と考えた場合は
それに向けた最短ルートとしての選択肢のひとつです。

 

金銭的な理由で夢を諦める必要もなくなりますし、
学業そのものが仕事と明確に位置づけられるので
覚悟を持って臨むこともできます。

 

狭き門だから諦めるというのではなく、
まずは、各大学校のホームページや資料を調べてみることから
一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

 

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更新日時:2013-10-08 16:11