こんにちは!今回は地盤品質判定士についてお話します。
地盤品質判定士とは2011年3月に起こった東日本大震災など、
これまでの地震によって発生した住宅や宅地の被害を教訓として2013年に創設された資格です。
この資格は、造成業者や不動産業者、住宅メーカー等と住宅及び宅地の取得者の間に立ち、
地盤の評価(品質判定)に関わる調査・試験の立案、
調査結果に基づく適切な評価と対策工事の提案等を行う能力を有する技術者であることを示すものです。
受験資格は技術士、建築士、特別上級・上級・一級土木技術者(地盤・基礎)、
地質調査技士、一級地盤検査技士、住宅地盤主任技士、RCCM(地質、土質及び基礎)
などの資格保有者となっていますが、今後、受験者数などを踏まえて再検討されるようです。
一次試験は宅地の造成、地質・地形・地盤の調査、住宅等(小規模建築物)
の基礎など7区分から合計50問を出題。試験はマークシート方式で時間は2時間。
二次試験は記述式・筆記で地盤の液状化、基礎の支持力と沈下、盛土と抗土圧構造物の3区分から3問を出題。
1問800字程度で時間は3時間。
となっていて、合格したら協議会に登録、5年後に更新という流れになります。
新設された資格制度なので重要度はまだ定まっていませんが、
宅地関係の資格として必須のものになっていくかもしれませんね。