こんにちは!
今回のテーマは、「模試結果の見方」です。
受験生の皆さんは、
5月に受けた模試が返却されたという人も多いのではないでしょうか?
「やばい、偏差値が・・・」とか「このままじゃ無理だ~」とか「志望校変えようかな」という声が
あちこちから聞こえてきそうですが・・・
今回は、そんな皆さんに「模試結果の見方」をこっそり教えちゃいます!
上のような言葉が出てくるのはなぜか考えてみましょう。
偏差値の数値や、判定を見たからですよね?
偏差値の数値は、「現時点での受験生全体に占める偏差値」です。
自分の受験する大学の受験者数ってご存知ですか?
その人数と比べて、全国模試を受けた人の数の方が「圧倒的に」多いはずです。
つまり、「母数」が違うわけですね。
数学で統計をやったことがある人はわかると思いますが、
母集団の性質によって、偏差値は大きく変わります。
それと関連して、判定の部分も注意して見てみましょう。
そちらは「志望校として書いた人」の中での自分の位置がわかるはずです。
しかし、それがそのまま大学を受けた時の結果につながるかというと、そうとは言い切れません。
なぜなら、「現時点での志望校」であり、
皆さんと同じように多くの受験生が今回の模試結果を見て「志望校どうしよう・・」となっているはずだからです。
何が言いたいかというと、模試結果はあくまでも「現状を確認するもの」であり、
「合格を保証するもの」でも「不合格を通知するもの」でもありません。
それを「次に何を課題として取り組むべきかを判断する材料」として利用することができる人が、「一流の受験生」です。
模試結果だけでなく、
世の中のありとあらゆるものが「その背景にあるデータ」や
「根拠となっている事実」に目を向けなければ、正しい姿は見えてこないものです。
特に受験生にとっては、
予備校や学校、友だちや親など、色々な情報源に囲まれていますよね。
その中でしっかりと取捨選択をして、
自分なりに納得した判断のもとに行動していきましょう。
そうすれば、ジメジメした梅雨なんて吹き飛ばしちゃうくらいにやる気に満ちた6月を過ごせますよ!