こんにちは!今回は森や木に関わる仕事から『空師』についてお話します。
空師とは、民家や寺などの狭い場所で大木を伐採する職人たちのことを指します。
普通の伐採と異なり、周囲に家などがあるので木が倒れる場所がありません。
そのために、切る前に木をクレーンで引き上げ、最後に根元をチェーンソーで切断します。
空師は体一つで巨木を登り、
自分の足場を確かめながらクレーンのロープをかけていきます。
空に一番近いところで仕事をすることから「空師」と呼ばれます。
単純に木を切ることが目的ではありません。
切った木を木材として売るために最高の形で切ることが空師の仕事です。
年老いた巨木に、木材としての第2の人生を与えます。
伐採した木は、お寺や家の柱として活用されていきます。
空師になるためには、資格などが必要という訳ではなく、
先輩の空師に弟子入りをし、経験を積みます。
まさに日本の職人という感じですね。
林業の仕事というのは経験が必要な部分が大きいです。
樹木医など、資格試験の受験に際して長期の実務経験が必要になる資格もあります。
本当に林業の分野で働きたいと考える人は、
一度弟子入りをすることで経験を積み、その後いろいろな資格を取って行くという選択もあります。
将来の職業を考える時、資格を調べがちですが、まず資格から選ぶのではなく、
他のルートで考えてみるという選択肢もあります。
自分のキャリアプランを、資格以外の部分から考えてみるのはどうでしょうか?
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