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大学における「物理」「化学」の内容について

こんにちは。

 

2013年度の受験もほとんどの大学で合格発表が終わって、
進路が決まった方も多いと思います。

 

残念ながら来年に再チャレンジの方は、今すぐに目標を決めて
がんばってください。

 

本日は、理系大学へ進学、特に理学部や工学部へ進学される方へ
心の準備的なアドバイスをしたいと思います。

 

大学や学科にもよりますが、理学部や工学部では、
いわゆる「物理」や「化学」が必修なところが多いです。

 

では、大学での「物理」「化学」が高校(=大学入試)でやったことと
何が違うかは、全くイメージが湧かないと思います。

 

端的に言うと・・・

 

大学では、理科が「数学化」します!!!

「物理」とか「化学」とか題名が付いているテキストを開くと、

 

「これって数学のテキストじゃないの?」というくらい、

 

数式が山のように出てきます。

 

高校の物理で「力学」の問題を解くのに、
「二次方程式」や「三角比」を使いましたよね?

 

高校の化学で「反応量」や「成分分析」の問題を解くのに、
「比」の「方程式」を使いましたよね?

 

これらは、中学校や高校1年生くらいまでの数学が必要でしたよね。
ちょうど、そんな感じに似ています。

 

大学に入ると、例えば「力を一定とする」とか、
「空気抵抗は無視する」とか、「摩擦のない面」とか、
高校の時に「意味が分からない」と思われていた前提が
取っ払われます。(実用するためには当たり前ですね)

 

そのために考えることが複雑化するのですが、
それを表わすために「数学」を使います。

 

分野を問わず、「数学」がひとつの「言語」になります。
微分積分、自然対数、三角関数、ベクトル、行列、確率、etc.・・・
おおよそ、高校で学んだ数学は全て必要と言っても過言ではありません。
(理学部の物理系や、工学部の電気/電子/情報系だと特に必要になります)

 

別に脅かすわけではなく、大学に入ってからも、もちろん「数学」として
カリキュラムに組み込まれているので、真面目に勉強すれば大丈夫です。

 

大抵は入試で「数学」が課されていると思いますので、
そのレベルができるなら、大学に入ってもスムーズに学習を始められると思います。
(「入試の問題」=「大学が要求すること」ですから)

 

ただ、注意してほしいのは、

 

・入試が終わってから数学に触れていなくて「もう忘れた」、
・英語や理科で点を取りに行って数学は「捨てた」、
・そもそも数学を「選択しなかった」、

 

といった方々です。

 

特に、数IIBやIIICでやった内容は、
自分が進学する大学の入試の数学の範囲を
一通り復習しておいてくださいね。

 

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更新日時:2013-03-22 14:35