外交官の主な仕事は、外国に訪問もしくは駐在して、交渉・交流や情報収集などを行なうことです。外国との関係性を決めるような政策などに影響を与える仕事であり、その仕事柄か一生の半分を海外で過ごす人もいます。
年収は1000万を超えると言われています。国家公務員なので基本的な部分は他の公務員と変わらないのですが、駐在する国によっては厚い手当を受けることができます。ただ、外国の要人と交流を図るためにパーティーを開いたり、治安の悪い国だとボディーガードや家のセキュリティを強化しないといけなかったりと、仕事の延長線上としてお金を使うことがあります。また、その国々に合わせた生活をしないといけないので、語学力はもちろんですが、その中には日本ほど栄えていない国も多数あり、高い対応力が求められるでしょう。
外交官になるには、国家公務員採用試験か外務省専門職員採用試験に合格する必要があります。受験資格として年齢（３３才まで）の制限があるので、目指すのであれば早いうちから勉強に取り組みましょう。試験には語学や憲法などの法律・文系科目が出題されます。難易度が高い試験なので、大学在籍中の半ばから対策をとっておいた方がいいと思います。
