不動産に関わる仕事の中で、知名が一番高いのは”宅地建物取引主任者”ですが、実は他にもまだまだ仕事は存在します。ここでは不動産に関わる仕事をまとめて紹介します。
◆日本にある不動産に関わる国家試験
・不動産鑑定士
マンションや住宅の鑑定評価をすることが主な仕事です。残念なことに、あまり知名度がないのですが、年収は高くて600万強ぐらい、社会性もある仕事です。資格の受験資格は、大学2年以上の在籍・短大の卒業・1次試験合格者、などと限られていて難易度も高いです。
・土地家屋調査士
家を建てたり土地を売買するときに活躍する”土地の専門家”です。書類手続きの代行をすることもあれば、実際に測量を外で行なうこともあります。年収は500万前後。資格の受験資格はありませんが難易度は高め。また、現在いる土地家屋調査士の9割は男性です。
・マンション管理士
マンションの価値を維持するよう管理したり、組合の立場からマンションで起きる様々なトラブルに取り組みます。資格自体ができてまだ10年程しか経っておらず年収の統計は出ていないようです。ただ、今の日本にあるマンションの25%が築20年を超えています。また、今後は高齢者がマンションに住むケースも増えると予想されているので、マンション管理士の必要性はあるのではないでしょうか。
…不動産に関わる仕事を紹介しましたが初めて聞くものが多かったと思います。
現在の不動産業界では6万弱の人が仕事をしていると言われています。また、業界の市場規模は10兆を超えており、これは携帯電話の市場よりも大きいものです。ただ、市場は成長している訳ではなく縮小しています。中堅どころの会社が撤退したり大手もいまひとつ伸び悩んでいる様子のようです。決して勢いのある業界ではありません。しかし、人間が今の暮らしをしていくには絶対に必要な仕事です。知名度がない職業だからこそ逆にチャンスがあるかもしれません。不動産に興味がある人は勉強してみる価値はあると思います。
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