みなさんこんにちは!
今日は大学の「学部」の呼称について、
特に「社会科学」と「人文科学」についてお伝えしたいと思います。
今の時期は、特にこれからの進路や大学について悩んでいる方も多いのではないかと思います。
将来の選択肢がたくさんありすぎて、
情報が多すぎて困っている方も少なくないのではないでしょうか。
中でも、大学の「学部」「学科」の名称は、大学により本当に様々で、
たとえば「保育士資格」を取得したいと思っても、
それが大学によっては「児童学部」「文学部」「家政学部」「教育学部」などなど、
同じ内容でも全く呼称が異なる場合が多々あります。
その中で、特に文型の人は
「社会科学」「人文科学」という名前をよく見かけると思います。
実際、何が違うの?
と聞かれても、実は大学によってその定義は千差万別。
学問分野においては両方にまたがるものもあり、
「社会学」や「心理学」などは特に、どちらに分類されているか要注意です。
ここで、2つの学問体系の違いを、おおまかに記してみようと思います。
・社会科学 (Social Sciences)
・・・社会の事象を、客観的なデータ・統計を基に説明・記述しようとする学問
(経済学・政治学・人類学など)
・人文科学 (Humanities)
・・・人間の本質について、思想を重ねて追究しようとする学問
(哲学・文学・教育学など)
「社会科学」とは、17世紀ごろから現れ始めた比較的新しい学問体系で、
それまでは「自然科学」(物理や化学など)で用いられていた手法を、
社会現象を説明するのにも用いようとしたのが、大きな始まりです。
対して、人文科学(あるいは人文学)は古代ギリシャ・ローマの時代から存在しており、
その歴史は紀元前までにもさかのぼります。
どちらの学問も、究めていけば非常に奥が深いことは言うまでもありません。
あくまで学部の呼称は、学びたいことの「目安」となるものなので、
学部を選ぶ際には呼称に捉われすぎないことも大事です。
上の区分を参考に、みなさんが実りある進路選択をしていけることを願っています!