こんにちは。
今回は、最も利用されている奨学金制度に関して話をしようと思います。
それは、『独立行政法人 日本学生支援機構』の奨学金制度です。
平成22年度での利用は、大学生の約36%、
短大生では、約37%、専門学校生では、約31%が利用しています。
この制度には、無利子貸与の「第一種奨学金」と利子付貸与「第二種奨学金」の二種類があります。
学生のみなさんは、この二つの奨学金を得るためには、一定水準以上の学力が必要とされます。
第一種奨学金を希望する場合では、
1年次に在学する学生には、高校2年から3年の成績が3.5以上必要とされています。
専修(専門)学校の場合は、高校2年から3年の成績が3.2以上必要とされています。
第二種奨学金を希望する場合では、
第一種奨学金よりも申込基準は緩やかで、大学・短大・専修(専門)学校を進学希望の場合、
①高等学校等における成績が平均水準以上の者
②特定の分野において、特に優れた資質能力があると認められる者
③学修に意欲があり、学業を確実に修了できる見込みがあると認められる者
以上のいずれかに該当していれば申込をすることができます。
なお、どちらか一方の奨学金だけでは、修学の維持が困難である場合には、併用していくことが可能です。
また、いつ申し込むかに関しては、予約採用と在学採用の二種類があります。
そこで、予約採用に関しては、もう高校3年生の4月頃から第一回申込が始まっていますので、
大学進学希望をしていて、ご家庭の金銭的な理由で困難な状況にある学生さんは、一度調べてみて下さい。
なお、大学進学を希望する学生のみなさん、自分の人生です。
親御さんに調べさせるのではなく、一度は自分で調べて下さい。
また親御さんは、ぜひお子様に一度は自分で調べさせて下さい。
そして、はっきりと『お金ないから大学へ行きたいのであれば、高校できちんと勉強してね。
じゃないと、大学行けないよ』と伝えて上げて下さい。