みなさん、こんにちは!
今日のテーマは「足切り」です。
受験生なら「足切り」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
そう、国公立大の二次試験が受けられるかどうかのラインですね。
「門前払い」と呼ばれることもあります。
「足切り」が行われる仕組みは、正式には「二段階選抜」と言います。
なぜ「二段階」なのかというと、受験者から合格者を選抜する際に、
①センター試験
②個別試験
の二段階で受験生をふるいにかけるからです。
このセンター試験から個別試験へと進む際に、大学側が定めた基準点をクリアしていないと個別試験が受けられなくなるのが「足切り」です。
では、大学側の基準点はどのように決まるのでしょうか?
一般的には、個別試験の志願者数が受験者数の一定の倍率に達した時に、その受験者数の中での最低得点が基準点となります。
つまり、その基準点よりも得点が下回った人は足切りにあうということです。
ちなみに、東京大学では各学部で「定員の3倍」を足切りの目安にしています。
受験生は各予備校のセンターリサーチの結果や、例年の傾向を見て、出願するかどうかを判断します。
もちろん、出願してみないと結果はどうなるかわからないわけで、どんなに悪い判定が出ていようとも、強気で出願したら受験票が送られてきた、なんていうのもよくある話です。
ただし、判定が良くないということはそれだけ二次試験で頑張らないといけないということなので、より確実な結果を求める受験生は、じっくりと判断することをオススメします。
ちなみに、足切りにあうと、国公立大の検定料17000円のうち、13000円が返金されるようです。
この足切り、一見残酷な制度ではありますが、大学側としても「一定レベルの受験生の確保」「試験会場の制限」など様々な理由があって実施しているのです。
主要国公立大の出願まで、あと2日。
受験生の皆さんは、しっかりと考えて、自分の納得のいく決断をしてくださいね!