ある女子高生のもとにお米が80キロ届きました。 | ガクラボ
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ある女子高生のもとにお米が80キロ届きました。

今日は福岡のとある女子高生に起きたすごく考えさせられるニュースについてお話したいと思います。




とある女子高生、高橋はなさん17歳は、昨年の7月に、国際貢献をテーマとして扱い、
高校生が宗像市で合宿をし、意見を交わし合うという「日本の次世代リーダー養成塾」に参加していました。

彼女がこの意見交換合宿に参加した理由は
子供の貧困や教育に関わることが夢。たくさんの考え方や価値観に触れて世界を広げたい。」
と感じたからだと言います。

しかし、この養成塾を終えて帰宅すると、高橋さんの御両親の知り合いの方から

お米送るから使ってね!!!

という連絡が入ったのです。

それがまさに、贈り物玄米60キロです。(笑)

もちろん高橋さんはいつか子供の貧困問題に関わっていきたいと強く思っていましたが
それはあくまで将来の夢、目標としてのものでした。

高橋さんは玄米60キロを無駄にするわけにはいかないとわかっていたものの
どうしよう・・・」と悩んでいました。

そんな彼女を救ったのは、彼女の友人たちです。

彼女たちは、この玄米60キロを通して「こども食堂」というものを知ることになります。
早速電話して、玄米を寄付したいと申し出たところ、実は最近受け入れたばかりで余裕が無いとのこと・・・。

こども食堂とは・・・・
経済的に厳しかったり、一人親で食事の支度がままならなかったりと、様々な事情を抱えた子供たちに
無料や低価格で食事を提供すること。

再度道を見失ってしまった彼女たちが最後に出した答えは「自分たちで売る。そしてそのお金を寄付する。」
というものだった。

彼女たちはその後、玄米を家庭で使いやすいように精米し、仲間内で手作りのラベルも作り、
「未来の子供の成長を願う」という意味を込めて、「みこ米」と名前を付けた。

「みこ米」は1キロ300円で販売され、来場者に呼びかけをしていくとわずか2時間で完売し、
1万3千円を本来玄米を寄付しようとしていた「こども食堂」に現金として寄付することに成功した。

高橋さんは、この経験を通して
「もしかしたら、自分の近くにも悩んでいる子供がいるかもしれない。
遠い世界の話ではなく、身近な現実の問題だとわかった。
どうしたら解決できる問題なのか、私たちの世代が考えなくてはならない。
これからもっと勉強してみたいです。」と述べている。

と、言う物語だったのですが、この話を知ってなんだか私は先進国として、また日本人としてやれることが
たくさんあるんだろうな・・・と気付かされました。
一人の女子高生が教えてくれた、日本にもある貧困問題。
これからの未来を担う皆さんにも、一度是非考えてもらえたらいいなと思います。

更新日時:2016-06-06 19:11