薬学部を目指す | ガクラボ
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薬学部を目指す人たちへ♪

薬学部に入ったからといって、ストレートで薬剤師になれるわけではありません。

 

薬剤師国家試験に合格できないと意味がない事はご存知かと思います。

 

大学に入っても、勉強を頑張らないといけませんね。

 

国家試験の試験科目は、

 

Ⅰ、必須問題試験

 

物理・化学・生物
衛生
薬理
薬剤
病態・薬物治療
法規・制度・倫理
実務

 

Ⅱ、一般問題試験

 

Ⅱ-1薬学理論問題試験
物理・化学・生物
衛生
薬理
薬剤
病態・薬物治療
法規・制度・倫理

 

Ⅱ-2薬学実践問題試験

 

物理・化学・生物
衛生
薬理
薬剤
病態・薬物治療
法規・制度・倫理
実務

 

というように物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、
病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務 の7分野から構成され、
それぞれ必須問題試験、薬学理論問題試験、薬学実践問題試験があります。

 

大学入試を理科1科目で受験した人(化学だけで受験した人が多いと思いますが)は大変です。

 

大学に入って、他の2科目(化学だけで受験した人は物理、生物)も学ばないといけません。

 

大学を選ぶときに、「理科1科目だから楽でいいか。」
というような安直な気持ちで選ばない方が良いでしょう。
薬学部
薬学部の大学選びにおいて参考の一つにしてほしいのが、国家試験の合格率です。
ただ、広告などに掲載されている合格率の数字を鵜呑みにしないで下さい。

 

数字のトリックが潜んでいます。

 

例えば、A大学薬学部があったとしましょう。

 

A大学のホームページを見ると、新卒の薬剤師国家試験合格率99%達成と書いてありました。
この数字だけ見て、皆さんはどう思われますか?

 

たぶん「すごい大学だ。きっと教育がしっかりなされている大学なんだ。」と思うでしょう。
しかし、国家試験受験者数をみると100名と書いてありました。

 

ここで、「あれ?おかしいぞ。」と感じてほしいのです。

 

A大学薬学部の6年前の入学者数は200名でした。
ということは、残り100名は留年した可能性が考えられます。

 

新卒の合格率が99%ということは、卒業できた生徒が分母となった数字であることがわかります。
よって、本当の意味での合格率(入学してからストレート6年で合格した人数/6年前の入学者数)は約50%です。

 

このような数字の見方をして本当の合格率をもとに大学選びをしてみるのもよいと思います。

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更新日時:2012-12-11 15:49